2021年08月16日

固まるハーバリウムとは

花と緑のインテリア講座
固まるハーバリウムとは

透明度と輝度の高い特殊な樹脂にお花を閉じ込め固めたものです。

ハーバリウム(Herbarium)そのものの意味は植物標本です。
研究のために植物を乾燥させた標本の集積を表す言葉です。

現在では観賞目的で制作されたガラスボトル入りのものも「ハーバリウム」と呼ばれています。
「ハーバリウム」はプリザーブドフラワーやドライフラワーをガラスボトルに入れて、専用のオイルに浸されているのが一般的です。
透明感があり、瑞々しい状態で花や植物を鑑賞でき人気があります。
ただ、せっかくアレンジしたドライフラワーやプリザーブドフラワーが移動してしまうという難点があります。


そこで誕生したのがハーバリウムの新しいテクニック、固まるハーバリウムです。
完成品は非常に硬く丈夫なので色々なシリコン型を使用することで日常使いできるようなアイテムからお洒落インテリアまで様々なアイテムを制作できます。

また、本来のハーバリウムに起こる液漏れの心配もなくなるので、ハンドメイドの販売や郵送する際も安心です。



固まるハーバリウムの歴史

古くは1694年に刊行されたフランスの植物学者が書いた本の中に「ハーバリウム」と言う言葉がでてきます。
おし葉という意味で植物に圧を加えて乾燥したものを表しています。

日本では江戸時代に中国から伝来した「水中花」という花の鑑賞方法もあります。
水を入れた容器の中に造花を入れて花を楽しむ鑑賞方法です。

現代のドライフラワーやプリザーブドブラワーを専用オイルに浸したハーバリウムは、2015年辺りからSNSを中心にジワジワと人気が高まってきました。鮮やかな発色とお洒落な見た目で主にインテリアフラワーとして愛用されています。

おし葉から液体標本へ。また研究資料からインテリアとして形を変えた「ハーバリウム」
その進化は止まらず、2019年頃には、ハーバリウムの新しいテクニック、固まるハーバリウムも人気が高まってきます。

この先、更に進化し続けるハーバリウムの歴史も楽しみですね。


固まるハーバリウムが喜ばれる理由

1.花や植物の美しさをそのまま閉じ込められる
ガラスのように透明度が高く、かつ黄変しにくい、気泡が入りにくい泡切れが良いなど、固まるハーバリウム液は、花や植物の美しさをそのまま閉じ込めることができ、長期間、お楽しみいただけます。

2.ハンドメイドの販売や贈り物に人気です
固まるハーバリウムは、液漏れすることもなく、花や植物が制作したときの美しいまま販売や郵送ができるので贈り物に喜ばれています。

3.お部屋のインテリアに最適です
小さなお子様のいるご家庭やペットを飼われているご家庭も固まっているので誤飲の恐れがなく安心してお部屋に飾っていただけます。



Posted by 花と緑のインテリア協会 at 06:06│Comments(0)固まるハーバリウム講座
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